SVシーズン10 最終166位 初手フロル破壊サイクル~腫れ物グッドスタッフ~ R2023(最高R2065)

お久しぶりです、立命館BKCポケモンサークル会長のすいそです。今期の目標は初の最終2桁でしたが、あと一歩届きませんでした。悔しさは残りますが、後悔はまったくなく人生で1番ポケモンを楽しめたと思います。かなり完成度の高い構築になっていますので最後まで閲覧していただけると嬉しいです!!

 

 

構築経緯

最終日前日に煮詰めていた構築がボツになりどうしようもなくなったので、師匠のかんちゃろーさんに相談した。すると「キラフロルで草テラスエナボしたらディンルーが毒テラスを切って地面の一貫ができる」とアドバイスをくださり、同席していたみきさんが「キラフロルの持ち物がスカーフやと面白くないか?」と提案していただいたので、お二人の案を合体させて構築づくりを始めることにした。

 

まず上記の立ち回りを実現させるスカーフフロルとオボン剣舞スケショガブリアスから組み始めた。

毒びしと相性の良いポケモンとして真っ先に上がったのが眠るへイラッシャとブーストエナジーを持った瞑想ハバカミで、ハバカミに関しては今環境ではブーエナ持ちは電磁波挑発や甘える痛み分けといった攻めっけのない型が大流行していたことも決め手となった。

そして毒びしが効かずフロルの技も通りにくいサフゴへの対策枠となり初手フロルを咎める眼鏡ハバカミにも強いチョッキドドゲザンを採用。

最後に行動保証があり非常に汎用性が高いタスキパオジアンを添えて一度構築が完成した。

しかし、初手でフロルにテラスを切る関係上、ガブがハバカミのムンフォで縛られてしまうので、代わりに同じ地面タイプでついでに重いへイラッシャや受けルを破壊できる珠化身ランドロスを採用し、これをもって構築の最終決定とした。

 

 

個体解説

 

キラフロル 草テラスカーフ 控えめCS252H4(A個体値1)

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99%初手投げする確定選出枠。初手に水ウーラやディンルーランドガブなどテラスが必要な対面になれば初手でも即決でテラスする。初手のハバカミはブーエナならゲザン引き、何も発動しなければ眼鏡と決め打ちしてヘドウェで削る。体力が少しでも残っていればスイーパーとして活躍し、特に炎オーガポンに対して無振りであればパワージェムで確1なため、非常に環境と噛み合っていた。またタスキやチョッキのイメージが強すぎるせいか、パオウーラのようなフロルを素で抜いているポケモンたちが赤ゲージのフロルと対面した時に裏のへイラッシャの交代よみも兼ねて必ず先制技以外の技を押されたので他のスカーフ持ちでは実現できない削り能力も兼ね備えていた。非テラス状態だとラッシャゲザンが苦戦するエアスラワンウェポンのゴツメカイリューに強いのも良き。先程も述べた通りオーガポンに滅法強いので、こいつが鬼退治する真の「ともっこ」な気がする。

 

へイラッシャ 妖テラ残飯 腕白H252B236A4D4S12

ポケモンSV】ヘイラッシャ/シャリタツの行き方と攻略のコツ|偽竜のヌシポケモン【スカーレットバイオレット】 - アルテマ

偉大すぎる魚。異次元の耐久を持ち高速回復技を覚えるので非常に毒びしと相性が良い。毒びしが刺さらないカイリューへの打点として雪なだれ、ジバコとドランが重すぎるので地震を採用した。流行していた身代わり剣舞オーガポンのみがわりを割ったり交代際のサフゴを削れるという副次的効果もあり、替えの効かない技であった。地割れは魅力的な技ではあるが、特に毒びしと相性が良いわけではないので「このポケモンには」採用を見送った。オーガポン環境で数を減らしていたためマークが薄く、刺さりが良かった。選出率は7割ほど。

 

ドドゲザン 妖テラチョッキ 意地H252A196D60

ポケモンSV】面接室がドドゲザンに似合いすぎる。

耐久ディアルガポケモン。型はもらいびのオア君が前期最終2桁に乗ったときのものと全く同じ。ウーラオスやイーユイなど後出しが安定するポケモンがいても、カミサフゴツツミイダイトウなどの役割対象が同居していれば普通に選出します。

通りの良い悪打点にハバカミの弱点をつけるアイへ、カイリューやサンダーに打つギロチンと無駄がなく性能がテラスに依存しない点が初手テラスフロルと噛み合っていた。

深夜4時頃に100位台後半で麻痺しながらも交代際のカイリューに一発ギロチン当て、サフゴがラッシャから奪った残飯と自己再生を絡めて、鋼テラスゴールドラッシュを5発、シャドボを2発で押し込んできたが、ゴルラのPPが切れて打ってきた最後のシャドボをHP1で耐えて負けん気発動ドゲザンで9割削り、最後の不意択も痺れずに動いて勝った試合は、さながら勝利の女神が「勝て」と言っているようだった。試合後もしばらくは手の震えが止まらず、観戦してくださっていた京ポケのつじさんはこのドラマに「これはすごいことが起きてるよ」「あの場面からでも勝てるんやね」と感心されていた。ギロチンは交代が読める場面などや試行回数が稼げる場面など必要な場面でしか押さなかったので、断然合法...ということにしておいてください。

 

 

ハバタクカミ 水テラブーエナ 臆病H100B132C148D4S124

ポケモンステッカー ハバタクカミ : ポケモンセンターオンライン

↓こちらの調整をそのまま使用しました。

https://nikonikopoke.hatenablog.com/entry/2023/08/02/233453

元々構築の軸であったが、フロルラッシャゲザンが強すぎたため補完枠に格下げされた。ゲザンかラッシャのどちらかが刺さらない構築や、ヒードラン、チオンジェンなどの完封できるポケモンがいる際に積極的に選出した。ゲザンで初手のブーエナハバカミを引かせた後に着地することで圧倒的な制圧力を誇った。前述の通り今期のブーエナハバカミは搦め手を採用するのがトレンドであったためみがわりが読まれることはほぼなかった。(1敗)相手のテラス込だと別にカイリューにもキョジオーン(今期は毒か鋼テラ)にも強くないのが少し残念。

 

 

化身ランドロス 水テラ珠 臆病CS252H4(A個体値1)

🍥SUSURU🍥 (@susuru_tv) / X

崩し枠超えて破壊枠。行動保証もなく選出段階での圧力も0の癖にハマればすべてを破壊するいぶし銀のような何か。ラッシャやゴリラドラン、ゴリラサーフなど低速~中速サイクルを文字通り「壊す」。毒テラディンルーの前で身代わりを残しながら突破したり、大地で相手のラッシャを8割削ると思わず「うっひょ~!」と叫びたくなるぐらいとても幸せな気持ちになる。テラスタイプはゴリランダーの草技やハバカミのムンフォに耐性を持たせる毒の方が強いように感じたが、水テラスのお陰でウーラ入り構築にも

臆せず選出でき、また実際に1度水流をテラス込で耐えて返したことがあるため、とりあえずそのままにしておいた。地割れはラッキーに打つ予定だったが1度も当たらなかったので打たなかった。

「どうせちからづくで無効になるならヘドロウェーブ覚えろよ…」とカイリューに連打しながら思っていました。おっさんがゲロ吐いてるのは絵的にまずいからなのでしょうか。

 

 

パオジアン 霊テラタスキ 陽気AS252B4

あの名言」登場でファンも涙が止まらない?TVアニメ「ちいかわ」第31話ハチワレの健気さにキュン!【最新話レビュー】

顔だけポケモン。一回しか選出しなかった。その時は相手のモロバレルにパオジアンの圧力でテラスを切らせ、フロルの一貫を作るために出したがタスキ読みをした相手がヘドウェに後投げしてきてそのままバレルが倒れてフロルが無双したため、本当に1回も場に出ていない。しかしここまで出さないのなら1度も勝てなかったハッサムに強い炎テラスとテラバーストを採用した方でも良かったなと思うが、結局水ウーライーユイ水ロトムなどの受け駒やテラス切ったディンルーでごまかされて「ちいかわ」になってそうなのであんまり関係ないかもしれない。

 

 

選出

 

フロルラッシャゲザン

基本選出。毒びしで勝てそうならこれでいく。

 

フロルランドゲザン

対へイラッシャ、ゴリラドラン。ゲザンはハバカミに受けだしてランドの役割対象を釣るのが主な仕事。

 

ロルカミ+ゲザン(ごく稀にラッシャ)

瞑想ハバカミで勝てそうな時に出す。

 

 

きついポケモン

 

ジバコイルorヒードラン+カイリュー

この対面ではランドロスを選出しないためラッシャやフロルの地面技を当てないといけない。でもカイリューの前で地面技を押したら勝手に引いてきたのでほとんど負けてない気がする。

 

みがわり剣舞炎オーガポン

みがわりのタイミングでへイラッシャの地震を合わせられないと、体力満タンで裏のキラフロルと対面し、ジェム圏内に入らなくて負け(95%しか入らない)

勝率は半々ぐらい。

 

ハッサム

毒びし耐性があり対面操作もしてくるので本当に勝てません。

 

 

来シーズンからも最終2桁目指してがんばります。応援よろしくお願いします。

 

 

スペシャルサンクス

構築の原案をくださったかんちゃろーさん、みきさん

色フロルの個体をくれたりゲザンの強さを証明してくれたオア君

最終日配信を遅くまで見てくださったつじさん

ガヤの京ポケ3回生軍団+Hisyo君

ありがとうございました!